4月よりNHKカルチャーで、まっすぐ編みで作れる夏のカーディガンのニットクラスがスタートしています。全6回のうち今日で3回が終わりました。初心者で入られている方も、「まっすぐ編みでできるならチャレンジしてみたい」と入って下さり、順調に進んでいらっしゃいます。

カーディガンを作るというと、一般的には、後ろ身頃、前身頃左右、袖2つ、合計5つのパーツを作るというイメージを持ちます。一つ一つのパーツ作りに必要な技術が多く、初心者の方にとっては、綺麗に仕上がる自信がなく不安ばかりが先行し、気軽にチャレンジできません。
今回私が提案したデザインは、基本的にはまっすぐ編みで、なおかつ編むパーツは1つです!袖から始まり、後ろ身頃、今日は前身頃が半分できました。
私自身がクラスを持つ際に大切にしていることがあります。それは、参加者1人1人が持つクリエイティブなアイデアを引き出して形にすること。先生が提示したものを皆んなで全く同じものを作るというのは好きでありません。どんな人でも何かものを作り上げる際にはイメージを持って頂きたいですし、色だって形だってどんなものを作ろうか、たくさんイメージしながら悩んで(妄想)欲しいと思っています。「悩むのは嫌だわ、私優柔不断だし、センスがないから」という方もいらっしゃいますが、そういう方にこそ、自身の中に眠っているアイデアをぜひ表現する楽しさを味わって欲しいと思っています。また、このクリエイティブな素敵な悩みを仲間と共有しながら創発していく過程が更に楽しいのです。
今回のクラスでは、カーディガンの編み地はみんな同じですが、着丈や袖丈は、自分の描く長さ、縁取りの糸、色、ボタンの選定という仕上げは参加者自身が選ぶというスタイルをとっています。いわゆる一般的にセンスが問われるというところです。センスは磨く機会を設けない限りなかなか良くなりません。ですが、磨く機会さえ作れば、誰でもセンスは良くなると私は信じています。授業の中でたくさんの会話をしながら、ヒアリング&アドバイスを繰り返し、皆さん自身で決めて頂けるように授業の雰囲気作りをしています。この互いのアイデアを共有し、話し合う時間が皆さんとても楽しそうで、自分以外の方が選ばれるものにも自然に興味を持ち、自身のセンスが相乗効果で何倍にも膨れ上がっていくのです。私自身もこの時間を皆様と共有するのが楽しく、自身の喜びに繋がっています。
残り3回の授業で、自分の体に合ったオートクチュールニットが完成します!

