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4歳年少 幼稚園作品展〜子供達の話し合い、遊びから生まれた『冒険の世界』〜

2017.03.02


娘の通う幼稚園で、先週末年に1度の作品展が開かれました。この作品展、全て子供達の話し合い、遊びから連想して作られているんです。1ヶ月半、園での遊びを通じてイメージを醸成し、それに基づいて制作活動を行い、完成、仕上げまで。子供達と先生の話し合いをベースに、親も少しながら子供達の思いを具現化するために力を貸し、最終的に作品展として仕上がりました。娘の毎日の様子を見守りながら、子供達、先生方の本気度を見させてもらったそんな心を打つ感動した作品展となりました。
子供の主体性、社会性、協調性、想像力、巧緻性、創造性を日々の生活の中で実体験として養うことが出来たとても素晴らしい活動だと感じましたので、ご紹介させて頂きます。そして1ヶ月半に渡って子供達のイメージを醸成させ形にする継続力、これは編み物にも通じる継続と粘り強さを感じました!

「遊ぶ 考える」
1月3学期の始まりは、お正月遊びからスタート。年長、年中、年少の3学年が縦割りでグループを組み、共に活動をします。お正月のすごろく遊びから子供達の話が広がり、「冒険すごろく」をヒントに冒険の世界を作ることになりました。

「イメージを深める」
冒険の世界を冒険すごろくや絵本の世界、表現遊び、映画を見たりしながら楽しむ中で、ジャングルや海の中の冒険というテーマが浮き上がってきました。

「想像する、廃材を使って冒険の世界のものを作る」
・テーマに沿って、ジャングルにあるもの、海の中を冒険した時に出会うもの等を、廃材を使って制作。ペットボトルや空き箱等の廃材を目に、作りたいものに見立てながら友達と寄り添いながら制作。使う道具もハサミ、セロテープ、ガムテープ、マーカー、クレヨン等多岐に渡る道具を使い分けながら使い方の用途を学んでいるようでした。

・年長児の話し合いで1つの冒険の世界に必要なものを決め、大型作品作りのための設計図を描く。これは翌日父親保育参加の時間に年長児が説明をして、親が協力して子供達の世界観を具現化させるお手伝いをします。「火山」「滝」「洞窟」「大鷲」「潜水艦」の5つに決定。1つの大型作品の設計図を数名の子供達で受け持ち、大きさや仕組み等もきちんと説明します。

・2日間親の保育参加を通じて、一緒に冒険の世界の作品作りをしました。廃材だけでなく、布や木という新たな素材も加え、アイデアや作品の広がり、子供だけでは実現することができなかった難しいことも表現できる楽しさを実感しているようでした。私の娘は木工で海の中のものを作りたい!といって、カニの家族を作りました。ノコギリにチャレンジしてみたかったようで、最初の1枚を一緒に切った後は、自分でしっかり取り組んでいました。(2学期も同じようにノコギリを使いましたが、この時はすぐに断念。今回は取り組む姿勢に着実な成長が見られました。)

「仕上げ、完成させる」
2日間の親の参加保育では、大型作品は段ボールで形を作ることまでしかできません。ここからの1週間で子供達と先生で仕上げを進めて行きます。段ボールに絵の具で色を塗る、その前に絵の具をはじいてしまうところには、紙を糊で貼る。園児全員一丸となって作品展に向けて作品を仕上げて行く。毎日絵の具で色塗りをしていたようで、髪や手は落ちない絵の具だらけ。絵の具が大好きな娘にとっては、お友達と話し合いながらみんなで協力して色を塗るというのはとっても楽しい時間だったようで、園の帰りに今日幼稚園でやったことを聞くと「忘れちゃった」との一言。表情から説明できないくらいの体験をしているのを感じました。

最後は園児達が作った全ての作品を先生方が展示します。お力のある先生方ばかりで、世界観をとても上手に作り上げていらっしゃいました。子供達も自分達が目指していた「冒険の世界」が具現化し、目を輝かせながら大型作品で楽しんだり、自分達の作った作品を探しておりました。

この娘の幼稚園の作品展に向けての活動は、これまで子供達が経験し学んできたことの集大成を表現できる活動だと感じ、この一連の活動が、私自身が大事にしているニッティングスタイルと大変似ていると感じました。編み物を楽しむ中で一番必要とされることは、想像力と創造力、また粘り強さ、継続力です。作品を作り上げるまでに長く向き合う姿勢がないと、なかなか編み物で作品を作ることはできません。小さな子供達がこれだけの期間、遊びを通じてイメージを膨らませ、徐々に素材や道具、アイデアを深めながら迎える作品展の活動は、私自身が子供達へ編み物を教えるに当り、大変学ぶものがある活動でした。

《海の世界の冒険 潜水艦》

《ジャングルの冒険 滝 火山 洞窟 大鷲》

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